繊細で優しい京野菜イタリアン
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| シンプルでセンスのいい外観デザイン。 |
御所の南を東西に走る丸太町通。この通りを挟んで御所の南側にはアンティークショップが多く存在する京都版骨董通り。その通りを少し西に歩くと、衣棚通丸太町の北西の角に京野菜を活かした開店3年目のイタリアン「
ラ・カマルティーナ」があります。
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| これが店名にもなっている伊ワイン「カマルティーナ」。 |
尚、店名の「カマルティーナ(Camartina)」とは、若きイケメンシェフ大井一樹さんお気に入りのスーパータスカンの名前から名付けられたそうです。この「カマルティーナ」の2003年物はワイン誌「ワイナート」で第1位になるほどの実力派で、サンジョヴェーゼとカベルネ・ソーヴィニョン、それにメルローとシラーをミックスさせた逸品。お値段は張りますが、ワイン好きな方であれば、是非一度お試しあれ。
温かみのある空間作り
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| 夜には間接照明が落ち着いた雰囲気を醸し出します。 |
間接照明が照らし出すのは淡い草緑色とくすんだ鶯色の2種類のファブリックの椅子とソファ。京都らしい微妙な色合いは木の壁面と相まってとても落ち着きます。壁には現代アートの版画、天井からはスロウなモダンジャズが流れていて、仕事を終えた大人の夜の時間を、この上ないぬくもりで包んでくれる雰囲気。
また、サービスの女性も温かく落ち着いた丁寧な対応で、このお店が醸し出すほんわかとしたメロウな雰囲気の一端を担っておられるようです。
お値打ちディナーコース
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| これはランチコースで出た「ムラサキイカとほうれん草のスパゲッティーニ、ボッタルガ添え」。 |
メニュー構成は、ランチが1,500円、2,600円、3,600円の3種類。ディナーは5,000円、8,900円(要予約)の2種類です。尚、ディナーはコぺルトとして+500円になりますが、その代わりに「PANNA」の水が好きなだけ飲めます。グラスワインもシェフが自ら選ばれて美味しいものだけを赤白共3種類ずつ揃えられていますが、イタリアワインに限らず美味しいものをということで、グラス白ワインに「ヴィオニエ」が置かれていたのは嬉しい驚きでした。
それでは、CENA(ディナーコース)5,250円のご紹介です。
・Stuzzichini |
| 瞬間スモークしたサーモンとキタアカリ、クレームエペスのティエピド |
低温でスモークしたサーモンは身がぷっくりしていて脂の乗りも抜群。乳酸醗酵させたクリーム(クレームエペス)の円やかな酸味も、サーモンとキタアカリの美味しさを引き立てるいい味を出してます。
・Antipasti |
| 北海道蝦夷鹿のカルパッチョ、バルサミコ風味のゴボウとルーコラ添え |
普段のディナーコースではアンティパストは魚貝系が多いとのことですが、今回はかなりの高品質な蝦夷鹿が入ってきたということで、肉(ジビエ)が登場。魚貝系のところを、敢えて肉系の皿を出されたぐらいですから、さすがに驚きの肉質! 舌の上でとろけるような、こんなに柔らかジューシーで旨味たっぷりな蝦夷鹿は初めて食べましたね。
また、「ラ・カマルティーナ」で使われているお野菜の一部は、下賀茂で無農薬野菜を作られている池西農園のもので、この皿で登場した無農薬の穴開きルッコラも、もちろん池西農園のルッコラです。
・Secondi Antipasti |
| モンサンミッシェル産ムール貝と松茸のフラン見立て |
本日でもっとも心に残った一皿がこのお料理。フランにカボスをまぶしてあり、この香りがとりわけ鮮烈! カボスの香りをかき分けながらムール貝を口に入れると、カボス香の後に、染み入るような松茸の秋薫が鼻腔に響き、ムール貝の濃厚な味わいが、より複雑に引き立ちます。美味しいのはもちろん、まるで和食のような繊細な一皿。