2009年06月26日

娘のきものの嫁入りしたく

私の黒留袖は決まったとして
では、娘のきものの嫁入りしたくは、どう考えるのでしょうか?

お母さんのきものを着ましょう!
でお分かりのように、娘は、私のきものを良く着ます。

私が若い頃着ていたきものや帯など、可愛くてお嬢さんらしいきものは帯は全然好まず、
今、私が着ているきものを、格好いい! と言って好んで着るのです。

先日も、とっても可愛い帯が有って、この帯、可愛いねと言うと、
全然興味ない! と言われてしまいました。

この↓コーディネートではなく
 



こっち↓の方が、「ずっと可愛いっ!!」と言ってキャア、キャア言っていました。
 


私たちの年代が、着てほしいとか、こんなきものや帯が可愛くて、
絶対に着た方が良いわよっ! と思うものが、逆に、着たくないと思われるのです。

ということなので、私が買ってあげたいとか、用意しておいてあげたい
という気持ちは叶わないのです。

いったいどうすれば良いのでしょうか?

一つはっきりしているのは、母親の好みだけでしたくをしてしまっては、
好んで着てもらうきもののおしたくは難しいと言う事です。

自分のことを考えても、私が成人式の時、両親や親戚が選んでくれるきもの
は絶対に着たくないきものでした。

私は、赤やピンクの振袖ではなくて、紫の付け下げを自分で選んだのです。
えっ、こんなきものを着るの? と言われましたが、そう言われれば言われるほど周囲は理解してくれないと思いましたし、 また、その一歩が有ったので、その次の自分のセンスを深めて行けたのです。

というようなことを考えますと

嫁入りのきものしたくは、「お嫁入りのきもの」というテーマでお嬢様とお母様が向き合って、
お互いの好みや考えを一層良く知り合い、心を通わせる想いでの時間作りの機会と捕らえた方が良いのでは無いでしょうか。

きものの嫁入りしたくを通して、お母様の時の結婚を思い出し、お母様のきものを伝え、
新たに一緒にきものや帯を見て感じあうことなどで、家族の喜びや思いやりあう時間の創出という、素敵な時間になることでしょう。

きものは、そんな伝えていく伝統の時間作りには最適なものです。

私も母と好みが全然違ったのですが、お互いにすてき!と思えるものに
出会えたら、その素敵! は、とっても長く素敵に思えるものでした。
そして、母とやりとりして購入したという時間が、とても大切な思い出になっています。

心をこめて、満足感が高いきものの嫁入りしたくをお薦めします。

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きものライフコンサルタント 伊藤康子

株式会社きもの人、株式会社アイコーポレーション代表取締役。福岡県生まれ。幼い頃からきものに親しむ。立教大学卒業後、シンクタンク・外資系企業・製薬会社などで会長・社長秘書歴任。

2000年、45歳で高級呉服販売サイト「きもの人(きものびと)」を立ち上げる。その経緯は、「女将奮闘記」にて。
2008年コンサルティングを専門とする「アイコーポレーション」設立。個性とライフスタイルを生かすきものライフコンサルティングでTPOに合うきものや、その人らしさを引き出すコンサルティングを行い、活躍中。
2009年5月20日大和出版より「〜ネットショップ成功の極意〜800万円のきものを千円のTシャツのように売る技術」。
ブログ:きもの人女将のコーディネートブログ

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